連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第115話「妖怪いそがし」

布美枝「毎日 うなぎばっかり食べとったら お父ちゃん 太ってしまうわね。」

藍子「うん…。」

布美枝「700円の出費も こう続くと 厳しいなあ…。」

藍子「うち お金ないの?」

布美枝「出ていくお金が多いけんね。 アシスタントさんは増えるし 増築は するし…。」

藍子「うん。 ふ~ん…。」

布美枝「けど 一生懸命 お仕事しとるんだから 栄養つけてもらわんとね。」

藍子「うん…。」

布美枝「あんた さっき 何か 言いかけなかった?」

藍子「ううん もういい。」

(犬のほえる声)

喜子「お父ちゃん。」

茂「ん…。」

喜子「鬼太郎の新しいチャンチャンコ 見る?」

茂「ああ…。」

藍子「よっちゃん 新聞読んでる時 お父ちゃん お仕事中だよ。」

喜子「は~い。」

茂「うなぎも 毎日だと飽きるなあ。 おい お前 イカルに 『もう買うな』と 言っといてくれ。」

布美枝「私が言っても聞いて もらえませんよ。」

茂「そげか…。」

布美枝「今日 電話があったんですけど 連休明けに 弟の貴司が 出てくるんです。 2晩ほど うちに 泊めても ええですか?」

(テーブルを叩く音)

茂「うん 最後のシーンは こうしよう。」

布美枝「まだ お仕事ですか?」

茂「ああ。」

喜子「バイバーイ!」

藍子「お父ちゃん 話 全然聞いてなかったね。」

布美枝「うん…。」

小学校

校門

先生「おはようございます。」

藍子「おはようございます。」

教室

子供達「え~ 村井さんが?!」

「そう すごいよね!」

「全然知らなかった。 何で 隠してたんだろうね?」

「え!」

男子1「あっ 来たぞ。 村井 お前の父ちゃん 水木しげるなんだな。」

藍子「えっ…。」

女子1「有名人の娘だったんだね。」

<クラスメート達の好奇心いっぱいの 視線を浴びて 藍子は 足がすくんでしまいました>

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