連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第41話「消えた紙芝居」

居間

音松「あの 水木さんは?」

布美枝「さっき 出かけました。」

音松「そうですか。 奥さん あの… 近く 質屋はありませんか?」

布美枝「えっ?」

太興社

茂「ここから 攻めましょう!」

中森「はい。」

茂「ハハハ! あ~ あっさり 断られましたな。」

中森「1分かかりませんでした。」

茂「次 行きましょう。」

中森「はい。」

むささび書房

むささび書房の男「うち 貸本から手を引こうと思ってて。(せきこみ)」

(赤ちゃんの泣き声)

つぶれた出版社

中森「先月は まだ あったんですがね。 どこも弱小ですから つぶれる時は 早いです。 昨日あった所が もうない。」

回想

茂「昨日 10人いた子供が 今日は 8人になり 明日 また 2人減る。」

音松「『誰だい! てめえ 一体(いってえ) 誰なんだい ハハハ』。」

<紙芝居がダメになっていった時と それは よく似た光景でした>

回想終了

中森「どうしました?」

茂「いや 次 行きましょう。」

中森「はい。」

水木家

玄関前

布美枝「どげしよう。 どこ 行ったんだろう? あ! よかった 帰ってきた! 音松さんが 出かけたっきり まだ 戻ってこないんです。」

茂「どこ 行ったんだ?」

布美枝「質屋さんだと思います。」

茂「質屋?」

布美枝「紙芝居の道具 持って。」

質屋

音松「すまないな。」

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