連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第66話「貧乏神をやっつけろ」

居間

布美枝「戌井さん 力が入ってましたねえ。」

茂「全5冊の超大作というのが どうも… 危なっかしい。 ホームランが出りゃええが 5打席 連続三振をくらってみろ。 そこで 試合終了だ。」

布美枝「ええ…。」

茂「失敗は できんな。]

仕事部屋

茂『エロイムエッサイム エロイムエッサイム』。」

<茂は 5冊のノートに びっしりと ストーリーと アイデアを書き込んで 『悪魔くん』に 取りかかったのです>

茂「『我は 求め 訴えたり』。」

<貧しい中でも 藍子は すくすく育ち 布美枝は 活発に動き回る藍子から 目が離せない毎日でした>

居間

布美枝「あら! また 底が見えとる。」

(藍子の声)

布美枝「心配ないけんね。 お父ちゃん あんたを飢えさせるような 事だけは 絶対 せんけんね!」

戌井家

居間

早苗「水木さんとこ 8か月? それじゃ かわいい盛りでしょう。」

茂「いやいや うちのは ずっと 食い盛りですわ。 全く 誰に似たんでしょうな。」

早苗「フフッ。」

戌井「水木さん ちょっと出ましょう。」

茂「え?」

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