連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第95話「来るべき時が来た」

布美枝「どうぞ。」

豊川「ああ どうも。」

茂「お待たせしました。」

豊川「これは?」

茂「鬼太郎の仲間の妖怪です。 まずは これ 『砂かけばばあ』です。 すぐ起こる ばあさんですが 頼りがいは あります。」

茂「で これが 『子泣きじじい』。 阿波の山奥に いたと 伝えられていますな。」

茂「そして これが『塗り壁』。 自分も戦時中 南方のジャングルで 『塗り壁』に 行く手を 阻まれた事があります。」

豊川「え? 本物に会ったんですか?」

茂「ええ あの時は 慌てました。 そして これが『一反木綿』。 鬼太郎達を乗せて 空を飛びます。」

豊川「魔法の じゅうたんか…。」

茂「似とるでしょう?」

豊川「はい?」

茂「初めて会った時は あんまり 『一反木綿』に似とったもんで 驚きました。 ハハハ!」

布美枝「まあっ!」

茂「はい これは『ねずみ男』です。」

豊川「先生の漫画では おなじみですね。」

茂「ええ。 鬼太郎の親友を 名乗っとりますが 信用できん奴ですよ。 嘘つきで 金にだらしなくて すぐ裏切る。 人間のような奴です。 そして こちらの目玉が…。」

豊川「鬼太郎のおやじ。」

茂「ええ。」

豊川「ああ 個性的な顔ぶれですねえ。」

茂「鬼太郎は 彼らと力を合わせて 敵対する妖怪と 奇想天外な戦いを 繰り広げる訳です。」

豊川「ふ~ん!」

茂「妖怪は まだまだ 幾らでも 面白いのがおります。 自分は 妖怪や お化けについては 誰よりも 詳しいですからな。」

豊川『怪奇と幻想 そして 仲間とともに戦う少年か。 うわ~!』

茂「そんなに 気持ち悪いですか?」

豊川「いえ… どうやら私 今 武者震いしたようです。 週刊連載 これでいきましょう。 そうだな。 『妖怪大戦争』 とういうのは どうです。」

茂「それは ええですな。」

豊川「面白くなってきましたね! なんというか こう 怖い中にも かわいらしさが あるというか。」

茂「そうですな。」

<打ち切りの危機にあった 『鬼太郎』が 一転 週刊連載という 大勝負に出る事になったのです>

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