有馬『さて 続きましては 本日より始まります ニュース番組である『コドモの新聞』です。 お伝えしますは 児童文学の本を 多く書かれております 村岡花子先生です。』
花子「ぜ… 全国のお小さい方々 ごきげんよう。」
花子『『コドモの新聞』のお時間です』。
花子「京都の動物園で ライオンが逃げ出したお話です。」
花子「今朝の8時ごろ 京都市にある動物園で 今年 13になるライオンが 園長さんの隙を見て いきなり おりの外へ飛び出し のそのそと面白がって 動物園の中を歩き回りました。 このライオンは 京都で生まれ 小桜号という名前まで 付けてもらっているくらいで…。」
花子「今日の『こどもの新聞』のお時間は ここまでです。 皆さん さようなら。」
(ドアが開く音)
花子「はあ…。」
歩「お母ちゃま。 あ~ あ~ JOAK東京放送局であります。」
花子「歩ちゃん…。 歩ちゃん。 歩ちゃんのおかげで お母ちゃま なんとか お話しする事ができたわ。」
歩「お母ちゃま。」
花子「ありがとう 歩ちゃん。」
歩「フフッ。」
花子「(泣き声)」
<こうして 『コドモの新聞』 第1回目の放送が終わりました。 ごきげんよう。 さようなら。>