入口
花子「contankerous… contankerous…」
村岡家
書斎
花子「contankerous… contankerous… contankerous…。 contankerous… contankerous…。 あった。 『意地悪な』 『気難しい』か。」
花子「『ある気持ちのよい 8月の午後の事。 プリンス・エドワード島の 一軒の農家の玄関先 赤い砂岩の踏み段の上に 背の高い ほっそりとした少女が 座っていた』。
(羽ばたく音)
<花子が命懸けで守り 愛と友情を込めて翻訳した 『赤毛のアン』は 昭和から平成の時代を経て 今なお 多くの人々に読み継がれ 希望を与えています。>
花子「『アンの心は はるか彼方の すばらしい世界へ 飛び去っていた』。」
<ごきげんよう。 さようなら。>