連続テレビ小説「花子とアン」第41回「さらば修和女学校」【第7週】

廊下

<はなは どうするつもりでしょう? 甲府に帰ったところで 仕事の当てもないのに。>

英治「安東はなさん。」

はな「あ… 村岡印刷さん。」

英治「どうしたんですか? まるで 木から落ちた ナマケモノみたいな顔してますよ。」

はな「落ちたんです。」

英治「えっ?」

はな「今日 面接をして頂いたんですけど…。」

英治「はあ… そうでしたか。 それは お気の毒でしたね。」

はな「あっ いつぞやは 英英辞典 ありがとうございました。 あの辞書を持って 甲府に帰ります。」

英治「えっ… 甲府に 帰ってしまわれるんですか?」

はな「じゃあ。」

英治「ナマケモノは… 木にぶら下がりながら 夢をみてるんだと思います。」

はな「はっ?」

英治「だから あなたも夢を忘れないで下さい。」

<つくづく とんちんかんな人だと はなは思いました。 でも どういう訳か 少しだけ はなの心は 明るくなりました。>

はな「ごきげんよう。 さようなら。」

<ごきげんよう。 さようなら。>

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