港
純「お母ちゃん お母ちゃん! お母ちゃん! お母ちゃん!」
里や
純「愛君! お母ちゃんは?」
愛「中にいます 純さん。 こっち こっち。」
純「何?」
愛「いきなり どこ行ってたのって聞いちゃうと お義母さん 家族に心配かけたと思って傷ついてしまうと思うんです。 それと。」
純「うん。」
愛「なんか ウチの母と楽しそうに喋ってるんですけど。」
純「え?」
晴海「本当にすみません。 いつも純が迷惑かけて。」
多恵子「もう慣れましたから。 そちらこそ 愛に迷惑してるんじゃないですか? 本性が読めるとか言って。」
晴海「いえ でも昔から あんな感じの変わった息子さんだったんですか?」
多恵子「いえ 小さいころは ニコニコ笑顔絶えさない優しい子で なんで私みたいな女から あんなに良い子が生まれたんだろうって 不思議でした。」
晴海「私も同じです。 なんで 私みたいな女から 純が生まれたんだろうって でもあの子がいてくれて 本当に助かりました。 正と剛は優しい子だけど 頼りないから 私の代わりに おとうさんに言いたいこと全部言ってくれるし。 あの子がいつも 頑張ってるのみたら どんなに 落ち込んでいても 沢山元気もらえて 純が生まれてきてくれて 本当によかった。」
正「おいおい 何やってんだ お前たち?」
剛「お母ちゃん 中にいるんでしょ?」