連続テレビ小説「純と愛」79話「しんねんのちかい」ネタバレ

サト「そういえば 仕事どうだった?」

純「あの… そのこと なんですけど やっぱり ここで 働かせてもらえませんか?」

サト「え?」

純「ここに来た時 心地よい夢を見てるっていうか 懐かしくて あったかくて ゆっくりと静かに力が湧いてくるっていうか そんな不思議な気持ちになったんです。」

サト「でも ここに来る客たちは もう何もかも失ったようなヤツばっかりだよ?」

純「そういう人たちを笑顔にしたいんです 赤ちゃんの笑顔に負けないような。」

サト「どういうこと?」

純「赤ちゃんの笑顔見るとみんな 自然に笑顔になるじゃないですか この間 私の姪が生まれた時もそうだったんですけど ケンカしてたことなんか みんな忘れて 家族みんなが笑顔になったんです。 ここに来たお客さんが そんな顔になるような ホテルにしたいんです。」

愛「あの すみません。 僕からもお願いします。」

純「よろしくお願いします。」

サト「じゃあ スタッフ! 自己紹介して!」

純「え? 雇ってくれるんですか?」

サト「そんなに言われちゃあね。 ほら 忍から!」

忍「あ 板前の 藍田忍です。」

サト「旦那が生きている頃から ずっと働いてくれて 真面目なんだけど 料理は私が作った方がウマいっていうのが問題で。 はい 次。」

蘭「客室係の 天草蘭です。」

サト「宝塚の名前みたいでしょう? っていうか 多分偽名だと思うんだけどね まあ 人生いろいろだから あまり気にしないで。 あと1人。 あれが 雑用係の 宮里羽純ね。 ウチの 遠い親戚なんだけど まあ アルバイト半分っていうか 働きたい時は 働くけど 気分乗らないと 全然働かないから。」

純「あの…。 これからお世話になります 待田純です よろしくお願いします。」

サト「じゃあ 明日から 適当に来て。」

純「はい…。 適当…?」

おじぃ やっぱり 間違いだ…とか言わないでね。 ここで働くの。

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