連続テレビ小説「カーネーション」第100回「ライバル」【第18週】

居間

北村「ほんでよう あの… わい もんでもらっちゃあったらよ グズグズ聞こえて 泣き出しちゃってん。」

昌子「ほんまですか?」

北村「おかあちゃん おかあちゃん! 聞いてる? おかあちゃん。」

千代「あ~ そら そうですわ。」

北村「そうやろ? 泣くの おかしいな 言うて。」

昌子「まあまあ 一杯 飲んで下さい。」

北村「普通 泣くか そんなもん。」

昌子「そりゃあ ちょっとおかしいですね。」

北村「びびってもうてんや もう。」

(ミシンの音)

<結局 その年の4月 優子は 大阪の洋裁専門学校に 通い始めました>

居間

♬~(ラジオ)

糸子「はい。」

聡子「うわ ありがとう!や~! うわ~ うれしいな!」

直子「これ うちに買うてくれたん? お母ちゃん。」

糸子「うん 卒業祝や。」

直子「おおきに! うわ~! わあ~!」

2階 寝室

♬~(ラジオ)

優子「うわ~ 何? 何やろ~? うわあ~ こんな上等なん! 高かったやろ~?」

糸子「まあな。」

優子「そうやろ~。」

糸子「けど 一つ ええのん 買うといたら どこにでも使えるよって。」

優子「ほんま おおきに~! うわ~ これ 本物?」

糸子「本物やん。」

優子「本物なん?」

糸子「本物や。」

優子「これは すごいわ~。 ほんま ありがとう お母ちゃん。」

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