連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第52話「1962-1963」【第11週】

ベリー「ジョー 調子悪そうやなあ。」

木暮「なあ。 じき コンテストやのに。」

ベリー「何か あったん?」

木暮「さあ…。」

(ドアが開く音)

るい「こんにちは。」

木暮「ああ ご苦労さん。 あっ そうや! サッチモちゃん ジョーの衣装 選んだってえな。 ジョー! 明日 ダグラスで買うんやろ?」

るい「私は そんなん選ぶセンスありませんから。」

木暮「いやいや そんなことあれへんと思うで。」

るい「いや 失礼します。」

木暮「えっ サッチモちゃん? あっ あれ… 集荷の分 忘れてる…。」

ベリー「ジョー。 サッチモと何があったん? それくらい聞く権利あると思うけど?」

竹村家

居間

テレビ『大阪から東京まで 僅か3時間で走る夢の超特急。 その車両の内容が明らかになりました。 7~8号車が1等車 それ以外が2等車で 計12両。 5号車と9号車の半分が 食堂車になるそうです』。

平助「食堂車… へえ~。」

和子「乗ってみたいなあ るいちゃん。 ハハッ。」

るい「えっ?」

和子「なっ?」

るい「あ… はい。」

『ごめんください。』

るい「あっ 私 出ます。」

平助「うん。」

玄関

るい「ベリーさん…。」

商店街

ベリー「あんた 何様? ちんくしゃの洗濯屋が 私の邪魔して ジョーの気持ち かき乱しといて。 いざ プロポーズされたら 返事もしいひんて どういうこと? 何で 私が諦めた思てんの? ジョーに幸せになってほしいからに 決まってるやんか。 あんた… ジョーのこと好きなん? 嫌いなん?」

るい「…。」

ベリー「何とか言うたらどうやの…。」

ベリー「何や やっぱり好きなんやんか。 ごめん。 でも ちゃんと返事はしてあげて。 このままやったら ジョー… コンテストで負けてまう。

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