連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第95話「1992-1993」【第20週】

るい「『何で あの時 伯父さんは 姿消したん?』て。『何で お母さんは あないに慌てて 伯父さんを追って 大阪へ行ったん?』て。 けど 伯父さんは… そんな昔のことは忘れた言うて とうとう何も教えてくれへんかった。」

錠一郎「るい。 来年 岡山に行こか。 ひなたも 桃太郎も それから 算太伯父さんも連れて。 里帰りや。」

回想

るい「私… 家を出らあ。 家を出て 岡山も出る。」

回想終了

雉真家

正門

るい「ここや。」

ひなた「えっ この家!? すごいお屋敷やん!」

桃太郎「雉真?」

るい「そうや。」

桃太郎「雉真繊維の?」

るい「そうや。」

桃太郎「あの実業団野球で有名な?」

るい「そうや。」

桃太郎「えっ それがお母ちゃんの父方の家なん?」

るい「そうや。」

桃太郎「それ はよ言うてえな!」

るい「聞かへんさかい。」

桃太郎「いや…。」

勇「るいか?」

るい「勇叔父さん…。 ご無沙汰しておりました。」

勇「よう帰ってきたのう!」

るい「あの… 主人です。 錠一郎さん。」

錠一郎「あっ 初めまして。」

勇「ああ あんたが るいの…。」

るい「それから娘の…。」

勇「ええから。 まあ入れ。」

るい「えっ?」

勇「早う。 今 ええとこなんじゃ! 早う ほら。」

るい「何が?」

勇「入れ 入れ。」

リビング

テレビ『ワンナウト 三塁。 先制のチャンス…』。

勇「お~ ワンナウト 三塁か。 チャンスじゃ 岡山関西!」

るい「相変わらずやねえ。」

桃太郎「ここは スクイズやな。」

勇「おっ? 分かっとるのう。」

るい「息子の桃太郎です。 野球部で…。」

勇「おおっ さすが るいの子じゃ!」

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