回想
さくら「八海サマが引退する本当の理由 探ってよ。」
ミワ「…えっ。」
さくら「それが私からの 最後のミッション。」
回想終了
<んん… 八海サマは 一体 何をお考えなのか。 あまりにも 八海サマが遠い…>
(ドアベル)
ゆき「いらっしゃいませ。」
シラー「こんばんは。」
ゆき『日本に来ていたんですね』
シラー『秘密の任務があってね』
ミワ「シラー監督!?」
シラー「ミワ… さん?」
ミワ「はい。」
シラー「So good to see you again!」
凛「えっ 誰?」
ミワ「(小声で)ニコラス・シラー監督です。」
凛「えっ! シラーって あの!?」
ミワ「はい。 『コーヒー&ブルース』の。」
凛「えっ!? 何で知り合いなの? ミワさんって ホント 何者!?」
凛「Hi! 『俳優をしています 五十嵐 凛です はじめまして!』
シラー「はじめまして。」
凛「あっ 日本語。」
シラー「凛さん。 『砂漠のダンサー』最高でした。」
凛「Oh my goodness! 私のこと 知っててくれた! 私が シラーさんの作品で好きなのは 迷うんだけど…。」
シラー「凛が言ったように 引退なんて何かの間違いだ。 だって 八海は私の新作映画に出るんだから。」
凛「えっ!?」
ミワ「えっ そうなんですか?」
シラー「この前 ここで話してた NINJA映画だよ。」
凛「ニンジャ!?」
ミワ「あ…。」
回想
シラー「NINJAが 現代の東京によみがえって 夜の街を飛び回る話にしようかと 思ってるんだ。」
八海「忍者ですか。」
回想終了
<シラー監督の最新作に 八海サマが…!>
シラー「あの時は口論にもなったが そのあと快く 出演オファー 受けてくれたんだ。 だから 引退なんてありえないよ。」
凛「ですよね!」
シラー「引退するっていったのは 何かの事情があるんだろう。 でも それは きっと解決できる。」
ミワ「はい…。」
シラー「考えてみて。 彼が今まで 映画を放り出したことなんてあったか? 一度もないだろう。」
凛「そうそう! シラーさん いいこと言う!」
シラー「今は彼を信じようじゃないか。 テキーラ!」
凛「私も! ミワさんも!」
ミワ「えっ。」
凛「Make it three!」
ゆき「はい。」
<シラー監督の熱い言葉が胸に刺さる。 私も下ばかり向いてるわけにはいかない>