連続テレビ小説「なつぞら」第100話「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」【第17週】

玄関

雪次郎「今日は ありがとうございました。」

なつ「ちゃんと送ってあげて下さいよ。」

坂場「無論です。」

茜「じゃ また明日。」

なつ「はい。 ごめんね。 イッキュウさんが変なこと言って。」

雪次郎「ううん…。 なっちゃんとイッキュウさんって 恋人でないの?」

なつ「えっ… 違うわ。」

雪次郎「本当に?」

なつ「ただの仕事仲間だって 向こうも言ってたでしょ。」

雪次郎「そうなの? もうとっくに そうなってると思ってたわ。 イッキュウさんは なっちゃんのこと 好きだと思うけどね。」

なつ「あの人の気持ちは さっぱり分かんない。 そうかなって思った時もあったけど。」

回想

坂場「一生をかけても あなたと作りたいんです。」

回想終了

なつ「結局 仕事で 必要とされてるだけみたい。」

雪次郎「なっちゃんは好きなのかい?」

なつ「一緒に生きれたらいいなとは思うけどね。」

雪次郎「それは好きってことだべさ!」

なつ「したって 好きでも 一緒に生きられないことだってあるし たとえ 相手に好きなってもらえなくても 好きなことが おんなじなら 一緒に生きれてることだって あるんでないかい?」

雪次郎「そんなこと考えてんのか? なっちゃんは。」

なつ「おかしい?」

雪次郎「おかしくないけど… 何か寂しいな。」

なつ「雪次郎君だって言ってたべさ。 今は 好きだ何だと そったらこと言ってる場合じゃないって。 私は 今は とにかく テレビを成功させることだけ考えなくちゃ。」

雪次郎「切ねえな なっちゃんは…。」

なつ「なして?」

雪次郎「もっと 人に甘えたらいいべさ。 わがまま言ったらいいべさ。 好きなら 好きって 自分から言ったらいいべさ。」

なつ「私が一番好きなのは 仕事だから。 まあ 結局 前に夕見が言ってたみたいに 同志でいることが一番いいんだわ。」

雪次郎「そしたら 俺も 今は 舞台の成功だけ考えなくちゃな。」

なつ「えっ?」

雪次郎「したらね ありがとう!」

なつ「うん。」

劇団赤い星座

<そして雪次郎君の舞台は 最後まで 無事に終わりました。>

雪次郎「お疲れさまでした お疲れさまでした…。 蘭子さん!」

蘭子「お疲れさま。」

雪次郎「今日まで 本当にありがとうございました。」

蘭子「今夜 打ち上げが終わったら うちにいらっしゃい。 場所は分かってるわよね? 2人だけでお祝いしましょう。」

雪次郎「はい…。 お疲れさまでした…。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク