連続テレビ小説「なつぞら」第75話「なつよ、“雪月”が大ピンチ」【第13週】

雪次郎「俺にも たった一度だけ チャンスが欲しい。 自分だけの夢を追わせてほしい。 頼む! お願いします!」

雪之助「よし 分かった! 動かんなら 無理してでも連れてくべや!」

雪次郎「ちょっと待って 嫌だ…。」

雪之助「来い こら!」

雪次郎「嫌だ…。」

妙子「あんた…。」

雪次郎「やめれや…。」

なつ「おじさん! 雪次郎君! やめて下さい!」

とよ「やめて やめてくれ…。」

妙子「あんた…。」

とよ「ほれ…。」

雪之助「行くべよ とりあえず…。」

川村屋

厨房

雪之助「本当に 申し訳ございませんでした。」

雪次郎「申し訳ございませんでした!」

雪之助「杉本さん 日曜日の忙しい時に 申し訳ございません。」

杉本「いいですよ。 おい 君たちはいいから 手 動かせ!」

3人「はい。」

雪之助「それから お願いがあります。 これから こいつも 性根を入れ替えるので 雪次郎を また この店に置いてやって下さい。」

雪次郎「父さん!」

雪之助「お願いします!」

杉本「それは 別に構いませんが…。」

雪之助「私も働きます。 あ… もちろん無給で こいつが ここに落ち着くまで 何日でも働きます。 マダム どうか 許して下さい。」

光子「えっ…。」

ホール

光子「本当に いつも 話をこじらせてくれるわね。」

咲太郎「えっ…。」

光子「趣味? あっちこっちで 話をこじらせるのが 趣味ですか?」

咲太郎「うるさいな。」

光子「うるさい? どの口が言ってんのよ? 反省しなさい。」

野上「反省してたら 誰も こんな苦労はしません。」

咲太郎「ふんっ。」

妙子「お義母さん これから どしたらいんですかね?」

とよ「そんな情けない声 出さんの。 ちょっと 様子を見てくるわ。」

なつ「私も行く。」

妙子「(ため息)」

咲太郎「何か… 本当にすみませんでした。」

妙子「あ… いいんだわ。 あなた 雪次郎の味方に なってくれたんでしょ。 私は それだけでも感謝です。 本当に ありがとう。」

咲太郎「いえ…。」

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