連続テレビ小説「ちむどんどん」100話「青いパパイアを探しに」

房子「何もかもなくして プライドを捨てても 包丁だけは 捨てられなかったのね。」

沖縄料理店・ちむどんどん
店内

暢子「よし。」

(戸が開く音)

暢子「矢作さん!」

矢作「今から言う条件をのんでくれなきゃ 俺は働かねえ。」

暢子「どんな条件ですか? 何でも言ってください。」

矢作「休みは週1日 残業はしない。 それから…。」

暢子「分かりました! 条件は 何でものみます!」

矢作「まだ 全部言ってねえよ。 給料は…。」

暢子「矢作さんが決めてください。」

矢作「いや この辺りの相場でいい。 ただし 給料が遅れたり きっちり全額もらえねえなんてことが あったら 即辞める。 それも 大事な条件の一つ。」

暢子「もちろんです。 一緒に 働いてくれるんですね?」

矢作「いつからだ? 明日か? あさってか?」

暢子「ちょうど 今 パパイアイリチーを いろいろ作っていて ちょっと 手伝ってもらえませんか?」

矢作「パパイアイリチー? 何だ それ? えっ 今から?」

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