連続テレビ小説「ちむどんどん」106話「豚とニガナは海を越えて」

ちむどんどん・2F

歌子「さっきのは ちょっと言い過ぎと思う。 イライラしてしまう気持ちは分かるけど 何もかも 一人で抱え込まないで。 はい。 お昼ごはん。」

暢子「ごめん 今は ちょっと…。」

歌子「大したことできないけど うちは 暢ネーネーのためなら 何でもするから。 はい。 少しでも食べてね。」

暢子「歌子…。 ありがとう。」

歌子「うん。」

(ドアの開閉音)

ちむどんどん

暢子「さっきは ごめんなさい。 つい カッとなってしまって 大変失礼なことを言いました。 本当に ごめんなさい。」

矢作「大したもんだ。 俺は 自分の店が傾き始めた時 客が来ねえのは 全部 天気や不景気 従業員のせいにして 周りに当たり散らした。 謝ることができるお前は 大したもんだ。」

暢子「本当に 申し訳ありませんでした。 今後も よろしくお願いします。」

養豚場

寛大「ご覧いただいたとおり うちは 大規模な養豚場ではありませんが その分 一頭一頭に 目が行き届いております。 どうぞ。 どうぞ どうぞ。」

ホテル社員「失礼いたします。」

ホテル「社員「失礼します。」

寛大「どうぞ。」

ホテル社員「では 失礼いたします。」

ホテル社員「いや~ 私どものホテルの料理長が どうしても こちらの豚を仕入れたい というので お邪魔したんですが 確かに この環境なら 品質も信頼できます。」

賢秀「大切に育てた豚だから 命に きちんと感謝して 内臓 骨や皮まで 残さず きれいに届けたいんです。」

ホテル社員「いや~ 立派な息子さんじゃないですか。」

賢秀「息子? いや 俺 いや ぼ… 僕は…。」

清恵「あっ いや…。」

寛大「あの 私の娘はこっちで。」

ホテル社員「あ~ お婿さん。 いいですね。 娘さん夫婦が跡継ぎなら頼もしい! ハハハハハッ…。」

清恵「いや…。」

ホテル社員「これは もう こちらで決まりだね。」

ホテル社員「だね。」

清恵 賢秀「ありがとうございます!」

ホテル社員「では 契約の件 最後に いくつか 確認だけ お願いいたします。」

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