歌子「智ニーニー。」
矢作「お前かよ。」
智「何でよ。 まずかった?」
暢子「今 すっごいことが起こったわけ!」
歌子「お客さんが 最高の豚肉を持ってきてくれた!」
智「豚?」
暢子「これで お店を復活できるかも! オーナーが言ってた 知らないお客さんで 満席になる日も 夢じゃないさ!」
歌子「本当に おいしいわけ!」
矢作「ちょっと 食ってみな。 ほら ほら!」
智「ちょっと! ちょっと 盛り上がってるところ 悪いんだけど。 明日 賢秀のドッキリ誕生会やらない?」
暢子「えっ?」
スナック街
ママ「いつも ありがとね~。」
客「そういえば 最近 この辺で 変な男が うろついてんだって?」
ママ「そうそう 何か 人捜し?」
客「リリィちゃんも 気を付けてな。」
清恵「はい。」
客「ハハハッ じゃあ お休み!」
ママ「は~い。」
清恵「お休みなさ~い。」
客「ママ 次の曲入れてよ。」
ママ「は~い。 はいはいはい…。」
回想
賢秀「『ちむどんどん』。 俺の妹がオープンした店の名前。 ちむどんどんは ここが ドキドキするって意味。」
清恵「ちむどんどん?」
賢秀「はぁ~。 太鼓をたたくように。 はい ちむ…。」
清恵「どんどん。」
賢秀「おう。ちむ…。」
清恵「どんどん!」
賢秀「ちむ…。」
清恵「どんどん! アハハッ…。」
回想終了