沖縄料理店・あまゆ
智「でも 驚いた! まさか あの和彦が 暢子と同じ下宿に 住むことになるとは。」
和彦「ねっ。 いや~ でも 僕にとって やんばるで過ごした夏は 特別で 人生で 一番の思い出なんです。」
三郎「10年ぶりの再会か。」
暢子「は~い。 お待たせしました~。」
健男「お~!」
暢子「は~い じゃ~ん!」
三郎「さあ 料理もそろった。 改めて 乾杯だ。」
智「暢子 こっち。」
健男「ヒロシ こっち…。」
三郎「それでは 和彦君 愛さんも ようこそ リトル・オキナワへ。 乾杯!」
一同「乾杯!」
和彦「よろしくお願いします。」
暢子「乾杯。」
愛「これが 沖縄料理?」
暢子「こっちが フーチャンプルーで。」
暢子「こっちが ラフティー。」
愛「頂きます。 ん~ おいしい!」
暢子「よかった~。」
和彦「何て言うんだっけ ほら デージ マーサン。」
智「何で そんな発音になるわけ?」
(笑い声)
和彦「合ってるでしょ?」
智「和彦は 何で新聞記者になったのか。」
和彦「ああ。 まあ もともと書くことが好きだったし 地方の文化に興味があって。」
暢子「地方の文化?」
和彦「うん。 最近の新聞は 大都市の事件や流行ばかり 取り上げる傾向にあるけど 僕は もっと 地方の暮らしや 生活様式の移り変わりを 見つめるような仕事をしたいと 思ってるんだ。」
智「やっぱり 昔から 頭がいいよ 和彦は。 よし 飲め!」
(笑い声)
和彦と 鶴見で再び出会った暢子。 どんな日々が 待っているのでしょうか。