良子「ただいま。」
優子「良子。」
歌子「どうしたの?」
良子「疲れた~。」
優子「晴海ちゃん 久しぶり。」
歌子「博夫さん また出張?」
良子「知らない。」
歌子「えっ…?」
良子「別れるから。」
優子「えっ?」
良子「うちは 博夫さんと離婚します。」
2人「えっ!?」
沖縄料理店・あまゆ
暢子「それで おうちに 帰ってきてしまったわけ?」
良子「外で働くだけが仕事? 家事や子育ても 立派な仕事でしょ。 博夫さんも 結婚前は『何事も男女平等』って言ってたのに。 そもそも 2人の子供なのに 何で 女親だけに 子育てを押しつけるわけ?」
暢子「おおっ…。 ネーネーの言うことも分かるけど お母ちゃんは 何て?」
良子「落ち着くまで しばらく うちにいればいいさぁって。 久しぶりに 晴海に会えて喜んでる。」
暢子「ネーネーのこと すごく心配してると思うよ。」
良子「分かってる。 さんざん迷惑かけて 心配かけて 結婚したのに こんなことになって…。 だけど もう我慢できない! 自分でも思うさ。 親不孝な 駄目な娘だねぇって。」
暢子「ごめん。 何にも力になれなくて。 こっちも 今 いろいろ ピンチでさ…。」
良子「どういうこと?」
暢子「あっ 今度 詳しく話すから お母ちゃんには 言わないでよ。」
比嘉家
花城「こんにちは。」
良子「ごめん お客さん。 またね。」
沖縄料理店・あまゆ
暢子「はあ~…。」
比嘉家
花城「こないだ 歌ってたから。」
歌子「いいんですか? ありがとうございます。」
花城「思ったより 元気そうで よかったよ。」
良子「歌子 会社で ちゃんとやってます?」
花城「とても気が利いて みんな 助かってます。 僕も 歌子さんがいないと 寂しくて。」
歌子「そんな…。」
花城「早く元気になって。 待ってるから。 じゃあ またね。」
歌子「ありがとうございました。」
良子「わざわざ ありがとうございました。」
東京・銀座
賢秀「こちらが 今 花の都 パリ ロンドン ニューヨークでも大評判の 紅茶豆腐。 肥満解消 睡眠不足解消…。 (あくび) はあ~…。 ちゃーならん…。」
賢秀「何 見てんだ? 持っていくか? なっ…。」