連続テレビ小説「ちむどんどん」50話「あの日、イカスミジューシー」

歌子「頂きます。」

優子 和彦 智「頂きます。」

歌子「お母ちゃん。 うち 生きててよかった。」

暢子「それが 最高の褒め言葉さ。 フフフッ…。」

レストラン・フォンターナ

暢子「これが うちの考えた フォンターナの新しい看板メニュー イカスミパスタです! 妹が好きな イカスミジューシーが ヒントになりました。」

矢作「じゅーしー?」

暢子「うん。」

房子「ジューシーは 沖縄の米料理。 焚き込みごはんと雑炊の2種類がある。」

暢子「ジューシーで使うヨモギ^は パセリに 出汁は アサリでとりました。 まさか 沖縄の料理が イタリア料理に応用できるなんて びっくりです。」

二ツ橋「見た目が…。 この店のメニューには ふさわしくないと思います。」

房子「とにかく 食べてみましょう。」

暢子「はい。」

矢作「うんめえ!」

山辺「うまっ!」

長山「うまい…。」

房子「イカスミは 昔から 滋養強壮 病気の良薬。 真っ黒な墨には抗菌作用があり 細胞を再生させるとも いわれている。 どう? 二ツ橋さん。」

二ツ橋「確かに 見た目はよくない。 真っ黒で 食べたら 歯も歯茎も黒くなる。

「ハッハッハッハ…。」

二ツ橋「でも この見た目と正反対の 純粋で濃厚なうまみが… 深い…。 すばらしいと 思います。」

房子「改良して メニューに加えましょう。」

暢子「とういうことは?」

房子「2週間後から ストーブ前を担当してもらう。」

暢子「ありがとうございます!」

房子「使いもののならなかったら すぐに降格!」

暢子「やった~!」

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