連続テレビ小説「ちむどんどん」55話「ポークとたまごと男と女」

控室

暢子「アキサミヨー! いつもより 上等さ。 やった! 智 ありがとう。」

沖縄料理店・あまゆ

和彦「ただいま。」

トミ「お帰り。」

順次「お帰り。」

和彦「どうしたんですか?」

トミ「昨日 夜行で岡山まで行って 農家を訪ね歩いて やっと ズッキーニを仕入れて とんぼ返りしてきたんだって。」

順次「大事な お得意さんのためって 言ってたけど どこのお店かな。」

智「(寝言)ぽってかす…。」

養豚場

清恵「いっ… あっ…。 もう~!」

賢秀「無理するな。」

清恵「何しに帰ってきたのよ。」

賢秀「この間は ごめん。 言い過ぎた。」

清恵「そんなこと言うために わざわざ?」

賢秀「いや…。 実は 就職活動が なかなか うまくいかないで…。 金はないし 腹が減って 腹が減って 腹が減って 腹が減って とにかく 腹が減って絵 もう死にそうなわけで…。」

清恵「そんなことだろうと思ったよ。 これも 全部運んじゃって。 済んだら 台所に来な。 芋の煮っころがし 余ってるから。」

賢秀「やった~! ういしょ。」

清恵「こないだは… 私もごめん。」

賢秀「謝りよった…。」

寛大「あ~…。 清恵のやつ やっぱり 断りやがった。 例の見合い。」

賢秀「えっ? 何で?」

寛大「さあな。 誰か 気になる男でもいるのかねえ。」

荷物を落とす賢秀

賢秀「アガッ あっ…!」

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