スナガワフード
智にとって 念願の独立の日。 しばらくは 一人で全ての仕事を こなさなければなりません。
智「よし!」
智「どうも スナガワフードです。 明日 白菜とシイタケ 持ってきますから。」
客「頑張るね。」
智「トマト もうちょっと なんとかなりませんかね? あさってまでび どうしても 200個必要なんですよ。 はい! ありがとうございます。」
レストラン・フォンターナ
控室
房子「待って。 これ 田良島さんにお借りした本。 帰りに 新聞社に届けてくれる? こっちは お礼。 皆さんで どうぞって。」
暢子「はい。」
房子「八百鶴の彼 独立して 頑張ってるんだってね。」
暢子「あ… そうみたいですね。」
房子「どうなるにせよ 逃げたら駄目よ。」
東洋新聞
学芸部
暢子「こんばんは。 こんばんは。」
(ドアが開く音)
和彦「あれ どうした?」
暢子「田良島さんは?」
和彦「もう 帰ったよ。」
暢子「アイヤー。 これ うちのオーナーが 田良島さんに渡してちょうだいって。」
和彦「預かる。」
暢子「こっちは お礼の差し入れ。 皆さんで どうぞ。」
和彦「ありがとう。」
暢子「じゃあね。」
和彦「最中だ! ねえ 一緒に食べない?」
暢子「うちは あんまり おなかが…。」
(おなかが鳴る音)
和彦「智と 結婚するの?」