夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第7回)

野本「まあ 風なんですけどね。 ホットケーキミックスとかで 簡単に作れちゃうんだよ。 あっ ナイフとお皿 お借りしてもいいですか?」

春日「はい。」

野本「簡単なレシピなんですけど クリスマスに向けて 気分高めたくて作っちゃいました。」

野本「はい どうぞ。」

春日「シュトーレン 初めて食べます。」

野本「え 本当に? あっ まあ でも 本場のとは ちょっと違うかもですけど。」

春日「いろんなものが入ってるんですね。」

野本「あ~ そうそう。 ナッツとか ドライフルーツとか たくさん入ってますよ。 あ どうぞ どうぞ。」

春日「いただきます。」

野本「はい。」

春日「おいしいです。」

野本「あ~ よかった~。 じゃあ 今日は これだけにしましょうね。」

春日「えっ。」

野本「あ 本来は クリスマス前に ちょっとずつ 時間をかけて食べるものなんですよ。 これも一応 本場のと 同じくらいの甘さにしてるから…。」

春日「これだけしか食べちゃ駄目ですか…?」

野本「う~ん… じゃあ あと一切れだけですよ。 はい どうぞ。」

春日「いただきます。 何か ついてますか?」

野本「あっ ううん! な… 何か 暑い? …っていうか 何か 動悸が…。 あっ さっき ビール飲んじゃったからかな。」

春日「暖房が暑すぎましたかね?」

野本「いや 全然 大丈夫。 あっ ご… ごめん…。」

春日「ヒーター切りました。」

野本「ありがとう…。 でも こんなに喜んでもらえるなら もっと早くシュトーレンのこと 思い出すんでした。 シュトーレンって本格的に作ろうとすると すんごい時間かかるんですよ。」

春日「そうなんですね。」

野本「そう。 フルーツ漬け込んだりとか 焼いてから熟成させるのに 1か月かかるとか…。 こだわりだすと 際限ないんですよねえ。」

春日「じゃあ 来年は クリスマス前にやりましょう。 シュトーレン作り 一緒にやってみたいです。」

野本「来年…。」

<来年も一緒に…?>

野本「そうだね。 やろうね。」

春日「野本さん…?」

野本「ううん。 おいしいね。」

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