連続テレビ小説「花子とアン」第86回「最高のクリスマス」【第15週】

あらすじ

英治(鈴木亮平)に『銀河の乙女』の挿絵を描いて欲しいと頼んだものの、あっさり断られてしまったはな(吉高由里子)。しかしはなはひるむことなく、宇田川(山田真歩)からも必ず口説き落とせと言われ、醍醐(高梨臨)とともにさらに意気込む。はなと醍醐が作戦会議のためにカフェーへ来ると、朝市(窪田正孝)と武(矢本悠馬)が再びやって来ていた。近くの席にいた平祐(中原丈雄)は、はなと醍醐の話が耳に入り…。

86ネタバレ

村岡印刷

はな「実は この度 宇田川満代先生の 『銀河の乙女』の単行本を 出す事になりまして。 つきましては 村岡さんに 挿絵をお願いしたいんです。」

英治「え… 挿絵を?」

はな「はい。」

醍醐「宇田川先生は 『王子と乞食』の挿絵を 大層 気に入っていらして ああいう絵を お望みなんです。」

英治「はあ… しかし…。」

はな「どうか 引き受けて下さい。 お願いします。」

醍醐「お願いします。」

はな「あの… いかがでしょうか?」

英治「お断りします。」

はな「てっ…。 そんな… どうしてですか?」

英治「いえ 挿絵は 本職ではありませんから。」

醍醐「でも はなさんのページには あんなに すてきな絵を 描いていらっしゃったじゃないですか。」

英治「素人ですが あの挿絵だけは 描きたかったんです。 とにかく そのお話は お断りします。 勝手を言って申し訳ありません。」

<久しぶりに 英治と再会した はなですが 依頼は あっさり断られてしまいました。>

はな「村岡さん。 私 諦めません。」

醍醐「はなさん…。」

はな「引き受けて頂くまで 諦めませんから!」

聡文堂

執務室

梶原「そうか。 断られたか。」

はな「『自分は 本職ではないから』と…。」

須藤「奥さんが亡くなって まだ半年でしょう。 まだ 立ち直れないんないですか?」

梶原「亡くなって もう半年と思うか まだ半年と思うかは 人によって違うからな。」

醍醐「そうですね…。」

(ドアが開く音)

宇田川「失礼するわ。」

はな「宇田川先生…。」

須藤「これは これは…。」

三田「わざわざ お越し頂きまして…。」

宇田川「さあ 単行本の挿絵の 打ち合わせをしましょう。」

醍醐「先生 それが…。」

宇田川「私 大変 忙しいの。 さっさと始めましょう。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク