あらすじ
大月家がテレビを買い替え、桃太郎(青木柚)が最後の夏に向けて野球の練習に励む頃、いよいよ本格的な時代劇存続の危機が訪れます。ひなた(川栄李奈)は外国人観光客をターゲットにした映画村ツアーを提案しますが、上司の反応はいまいち。「時代劇を救ってほしい」というかつての虚無蔵(松重豊)の言葉が、今になって重く心に響きます。帰宅したひなたは、るい(深津絵里)が外国人客と英語で話しているところを目撃して…。
91話ネタバレ
大月家
居間
♬~(テレビ)
桃太郎「(心の声)『朝ドラ』の舞台が 両国になったから 10月5日は ちゃんこ記念日。」
『パン無量だな』。
錠一郎「ん! ん! ん! ん! ん! ん! ん! ん!」
荒物屋・あかにし
♬~(ラジオ)
るい「買い替え時かもしれへんねえ。」
桃太郎「(心の声)『と お母ちゃんが言ったから…。』」
吉之丞「いらっしゃい。」
るい「あっ こんにちは。 吉之丞君。 これ 5,000円まけて。」
桃太郎「(心の声)『12月20日は テレビ記念日。』
吉之丞「7万から下げてるんです…。」
るい「いいやん 5,000円!」
大月家
居間
るい「わあ~。」
(拍手)
錠一郎「悪いなあ 正月早々。」
吉之丞「いえ。 こっちこそ すんません。 年明けてしもて。」
るい「ありがとう 吉之丞君。 座って 座って。 はい。」
吉之丞「ありがとうございます。」
錠一郎「食べ 食べ。」
るい「はい どうぞ。」
吉之丞「ありがとうございます。」
小夜子「明けまして おめでとうございます。」
るい「ああ 小夜ちゃん。」
ひなた「小夜ちゃん。 おめでとう。」
桃太郎「小夜ちゃん 明けましておめでとう。」
ひなた「桃。 藤井先生やろ。」
小夜子「構へんえ。 ここでは小夜ちゃんで。 何? 三が日やいうのに もう部活?」
桃太郎「あ… それは明日から。 今日は 賀茂川で自主練や。」
小夜子「ああ 偉いねえ。 今年こそ レギュラーとってね。」
玄関前
桃太郎「(心の声)『…と君が言ったから 1月3日は 決意記念日。 今年は絶対レギュラーとるでえ!』」
俳優会館
休憩所
♬~(ラジオ)
榊原「去年のお化け屋敷は好評やった。」
ひなた「あっ ありがとうございます。」
榊原「今年の夏も是非て 上からも言われてる。」
ひなた「あっ よかった~。」
榊原「けど…。 年間の来場者数は やっぱり年々 下がる一方や。」
ひなた「あ…。」
榊原「まあ うちだけやのうて 全国的に不景気なんやけどな。 撮影所は撮影所で また一本 時代劇のシリーズを終わりにするらしい。」