あらすじ
昭和20年暮れ。糸子(尾野真千子)は八重子(田丸麻紀)にパーマをあててもらい、改めて頑張ろうと思う。大みそかには、来年はよい年になるようにと祈った。年が明けた昭和21年。まだ生地は不足ながらも、洋裁の仕事が忙しくなってきた糸子。ある日、勝(駿河太郎)と同じ部隊に属していた復員兵が訪ねてきた。糸子の脳裏に勝の思い出がよみがえる。勝が常に身に付けていたと渡されたのは、勝と糸子、娘たちの家族写真だった。
80回ネタバレ
小原家
居間
糸子「終わってんて… 戦争。」
オハラ洋装店
糸子「サエ…!」
サエ「若い男が戻ってきだしてる。 おまけに アメリカ兵は その辺 ウロチョロしてるしな! もう うちなんか どんだけ おしゃれの血ぃ 騒いでるか!」
珈琲店・太鼓
店内
糸子「東京 行こう。 東京! 東京に パーマ機 買いに行こう!」
八重子「え…?」
糸子「これからは パーマ機と洋服なんや!」
小原家
(小鳥の鳴き声)
オハラ洋装店
八重子「おはようさん!」
千代「はれ~ おはようさん。」
八重子「おばちゃん 糸ちゃんは?」
千代「糸子? あれ 糸子なあ…。」
八重子「パーマ機 やっと来たんです。 パーマ機!」
千代「はれ まあ! ほんまあ?!」
八重子「はい!」
千代「いや~ よかったあ!」
糸子「来たん? パーマ機!」
八重子「来た! ちゃんと使えるしな! よかった。 これで やっと パーマができるわ! 糸ちゃん 昌ちゃん 今日 時間ある時に 店に来て。」
糸子「え?」
昌子「ん?」
八重子「お礼に パーマ あてさせてもらうよって。」
昌子「ひゃあ!」
糸子「ほんま?! や~っ!」
八重子「糸ちゃんと 昌ちゃんの おかげなんやさかい!」
糸子「いや~ どないしよ! パーマやて。」