<黒川さんは ビジネスホテルに泊まって 翌朝 再び 袖が浜に向かいました>
浜
アキ「お客さん どうぞ! もっと近くで ご覧下さ~い!」
アキ「あっ いらっしゃいませ! どうぞ どうぞ こちらに。」
黒川「アキ…。」
<初めて見る 娘のハツラツとした姿に アキのパパは 驚きを隠せませんでした。 学校でも家でも見せた事のない 明るい表情 明るい声 笑い声>
アキ「お客さんたち 東京がら?」
客「そうだよ。 江戸っ子だよ。」
2人「じぇじぇじぇ!」
アキ「私も東京!」
(足音)
客「でも 地元の顔のような気が するけどね。」
アキ「ホント!?」
客「うん。」
アキ「やった~! 地元の顔だべ?」