よるドラ「だから私は推しました」6話ネタバレ

公園

何度も何度も 取りつかれたように録画を見て。 そして 見れば見るほど そこは病室ではなくて。 実は そう見せかけた ハナの部屋であることが分かるばかりで。 じゃあ なぜ ハナは そんな嘘をついたのかって考えると…。

愛「違うよね。 そこ 狙ったわけじゃないよね。」

ベースメント

ハナ「今日って 物販からですか?」

愛「え?」

ハナ「あ… ライブ中は いませんでしたよね?」

愛「ああ… 何か ちょっと 仕事の電話かかってきちゃってさ…。」

ハナ「あの… 何の頼りにもならないと思いますけど 愚痴とかなら聞いたり…。」

愛「ハナ?」

梅子「見覚えある? 私のこと。 あなたと高校で一緒だった 松田杏子の母です。 松田杏子は覚えてる? あなたのせいで 手首まで切った。」

ハナ「すいません ひ… 人違いじゃ…。」

梅子「あなたは 随分 楽しそうにやってるけど まだ引きこもったままよ 杏子は。 人の人生 めちゃくちゃにしておいて 何が夢よ 希望よ。 あんなこと よく歌えるわよね。 いいわよ。 もっともっと有名になれば。 その時こそ あなたが何をやったか 全部 暴露してやるんだから。 どれだけ たたかれるか 見ものよね。」

愛「ハナ? ハナ。 あの さっきの話って その… 本当なの?」

ハナ「え?」

愛「いや いじめてたって話…。」

ハナ「本当じゃないに 決まってるじゃないですか。」

回想

「おはよう。」

ハナ「いじめられてたんです キモいって。」

ハナ「初めは 前のバイト先で 声かけられたんです。」

ハナ「あの 前に ライブ来て…。」

回想終了

愛「あ… あの… こないださ バイト先の話が出たじゃない。 あの 昔のパチンコ屋の。」

ハナ「出ましたっけ?」

愛「うん… その時にさ ハナが 自分から積極的に お客ゲットしたって 話があったと思うんだけど それって 例のウの付く人のことだと 思うんだけど…。」

ハナ「しましたっけ? そんな話。」

愛「うん してたよ。 ねえ 確か 私が聞いた時は ウの付く人が ハナのことを…。」

ハナ「もう どうでもいいで! どっちでも よくないですか? どっちから声かけた かけられたって。 大体 そんなの いちいち覚えてないし。」

愛「そうだよね。 ごめん。 じゃあ…。 これは? これ 病院じゃないよね ハナの家だよね。 目に映ってる照明ってさ いつもハナの部屋にあるやつだよね。 どうして 入院したなんて嘘ついてたの?」

ハナ「その方が 心配してもらえるかなって。」

愛「それは… 私から お金を引き出すため?」

ハナ「そんな… そんなわけないじゃないですか! 何で… え… 愛さんは 何で ポッと出てきた人のことばっか 信じるんですか? どうして 私のこと 信じてくれないんですか?」

愛「ハナってさ 噓つく時 まばたきする癖 あるんじゃない?」

ハナ「え?」

愛「ウの付く人の話をした時も 前に いじめられてたって話を してくれた時も さっき いじめてないって 言ってくれた時も そうだったけど…。 それって どういう意味なのかなって 考えると…。 ああ… 見なきゃよかったって。」

ハナ「もう 嘘つきませんから。 お… お願いします。 お願いします。」

愛「ごめん。 無理。」

ハナ「(泣き声)」

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