東都
池田の秘書「先生!? 先生! えっ…?」
古山家
裕一の仕事場
回想
池田「そこしか演出してないんだけどね。 あとは もう全部 森さんの力。」
池田「あ~ 次はな オペラ。」
裕一「ああ… いつか やってみたかった。」
池田「ああ… と思ってな その力を存分に 発揮できる場所をこしらえてやるから。 待ってろよ。」
裕一「はい!」
池田「フフフ。」
池田を失った裕一は 何度か ほかの人との仕事に取り組みますが 情熱は戻ってこず 第一線から退いていきました。
古山家 別荘
池田の死後から5年の時は過ぎ 音は 乳がんを患い 長い闘病生活に入っていました。
音「この写真 好き。」
回想
アキラ「よし…。」
音「うん。 うん?」
一同「ああ~!」
裕一「もうすぐ 裕太は大学を卒業するし 杏は高校生になった。」
音「早いですね…。 んん…。」
裕一「大丈夫? もう お客さん来るけど 断ろうか?」
音「せっかく訪ねてきて下さったのに 失礼です。」
(ノック)
広松「失礼します。」
裕一「どうぞ。」
広松「広松寛治と申します。 本日は お時間頂き ありがとうございます。」