ケン「おう! この前は助かった。 襟章が俺を救ってくれるとはね~。」
回想
ケン「父ちゃん!」
「あんた 父親か?」
智彦「あっ… はい。」
智彦「向こうに行ってくれないか。」
ケン「ラーメン屋 似合うぞ。」
智彦「うるさい!」
ケン「ハハッ また来るわ。」
古山家
縁側
裕一「どう思う?」
音「情景が浮かぶし… 力強い。」
裕一「だよね…。 苦しいけど やってみようかな…。 書いてみる。」
音「本当に?」
裕一「うん。 これ読んだ時ね ほんの一瞬だけど メロディーが鳴ったんだ。」
音「すごい! すご~い!」
裕一「いやいや… 断片的にだよ。 あの 本当… 本当に少しだけ。」
音「それでもすごい!」
裕一「いやいや… でも…。 まだ… で… できるか分からないから。」
音「いいんです。 その気持ちがうれしい~!」
裕一「うん。 おっとっとっと…。」
池田の仕事場
裕一「池田さんが見た孤児の場所 教えてもらえませんか?」
池田「曲を書くためか?」
裕一「はい。」