連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第4話「ふるさとは安来」

源兵衛「は~っ。 どういう事だい…。」

登志「ユキエもなあ ちょっと素直になりゃ ええのにのう。 悪い縁談じゃないんだけん。」

布美枝「見合いの相手 どげな人?」

ミヤコ「うん? 横山さん言って 安田の農家の跡継ぎさんだよ。」

登志「戦争も どげなるか分からんし 農家だったら 食べ物に不自由せんで ええわ。」

布美枝「ふ~ん。」

登志「ユキエが 嫁に行ったら この家も いよいよ 人手が のうなるけん 布美枝も しっかりせないといけんよ。」

布美枝「はい…。」

神社

チヨ子「フミちゃんちのぼた餅 甘いねえ。」

布美枝「蜂蜜が入っとるけん。」

チヨ子「砂糖不足を見越して 蜂を飼うなんて おじさん 偉いもんだわ。」

布美枝「呉服屋は 開店休業やし 赤ん坊は 生まれるし いろいろ工夫せんと 食べていけんのだって。」

チヨ子「なあ お姉ちゃんの縁談 決まった?」

布美枝「まだ。 今日も お父さんと もめとった。」

チヨ子「でも お姉ちゃんが お嫁に行ったら フミちゃん 家の手伝いで 忙しくなるね。」

布美枝「うん… けどなあ 私に ユキ姉ちゃんの 代わりはできんし。」

チヨ子「ハハハハ そりゃそうだ。 お姉ちゃんは 美人で 出来がええだけん 比べたら フミちゃんは 分が悪いわ。」

布美枝「私… もう行く。 キャッ! どげしよう…? 大事な卵!」

横山信夫「こりゃ すまん事した。 わし 目が悪いもんだけん。 代わりに… これ 持ってけ。」

布美枝「えっ… でも…。」

信夫「人に届けよう思うて 持ってきたんだが わしは また出直すけん。 ほれ。」

布美枝「だんだん…。」

チヨ子「誰?」

布美枝「知らん人。」

飯田家

ユキエ「すそに ホックを付けてみたんだよ。 もんぺも これで少しは ましでしょ?」

布美枝「うん! お姉ちゃん 本当に 裁縫 上手だわ。 ええお嫁さんになるね。」

ユキエ「フフフッ。」

布美枝「ねえ 何で お見合いせんの?」

ユキエ「お父さんの言いなりには なりたくないけん…。 兵隊さんを追ってった デートリッヒ この後 どげなったろうね?」

布美枝「…さあ?」

ユキエ「砂漠の向こうまで 行ったのかな? 知らない町 知らない人… 大塚とは違う世界…。 フミちゃんも 行ってみたいと思わん?」

布美枝「私 大塚でいい。 知らんとこは 怖いもん。」

ユキエ「私は 行ってみたいな! ここを出て 遠いとこ。 ここにおったら お父さんみたいな 人の嫁になって お母さんと同じようにしか 生きられないもんね。」

源兵衛「いつまでも 甘い顔しとったら 進む話も進まん。 もう 勝負を つけないけん。」

<何としても 見合いをさせたい源兵衛と 親の言いなりには なりたくない ユキエ。 飯田家に 波乱の予感がしています>

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