連続テレビ小説「花子とアン」第106回「涙はいつか笑顔になる」【第18週】

葉山邸

園子「誰か! 誰かいないの!?」

葉山「使用人は みんな 金めの物を持って逃げた…。」

蓮子「お兄様 お義姉様 ご無事だったんですね。」

園子「蓮子さん どうして…。」

蓮子「乳母が もう田舎に帰るからと 私のところに 純平を連れてきてくれたんです。」

葉山「乳母まで逃げたか…。」

(足音)

蓮子「龍一さん…。」

龍一「行こう。 迎えに来たんだ。 この子が純平か…。」

蓮子「はい。」

園子「蓮子さん お待ちになって! あなたも…。」

葉山「もう自由にしてやれ!」

園子「あなた…。」

蓮子「お兄様… よろしいんですね。」

葉山「ああ。 好きにしろ。」

蓮子「さあ 行きましょう。」

村岡家

玄関前

フミ「おばちゃん また 『ナミダさん』のお話 聞かせてね。」

花子「ええ。」

「本当に お世話になりました。」

花子「ごきげんよう。」

「さようなら。」

「さようなら。」

花子「かよ? かよ! 無事だっただけ。 お帰り… よかった…。 かよ… 心配しただよ。 郁弥さんは? 郁弥さんと 一緒じゃなかっただけ? かよ?」

<ごきげんよう。 さようなら。>

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