もも「その時 思った。 私には こんなに立派な お姉やんがいるのに こんな所で 何やってるんだろうって…。 けど… お姉やんに会ったら もっと惨めな気持ちになった…。 お姉やんが 羨ましくて羨ましくて…。 何で おらと こんなに違うだって…。」
吉太郎「もも。」
村岡家
居間
吉平「全部 俺のせいだ…。 俺が ももを 北海道なんかに嫁がせなんだら ほんな思いしなんで済んだに…。」
(泣き声)
吉平「ふじ…。 ももを甲府に連れて帰ろう。」
花子「おとう。 おかあ。 甲府に帰っても ももは 肩身が狭いだけじゃん。 ここで 一緒に暮らす。 今の私があるのは 家族みんなが働いてる中 私だけ 思いっきし 勉強さしてもらったからじゃん。 ももにも感謝してるだ。 ほれを少しでも返したいの。」
英治「僕からも お願いします。」