連続テレビ小説「花子とアン」第148回「どんな朝でも美しい」【第25週】

居間

朝市「おじさん 元気そうにしてるけんど…。」

花子「うん…。」

朝市「お医者さんも くれぐれも無理させんようにって 言ってたから。 何かあったら いつでも呼んでくりょう。」

花子「ありがとう 朝市。」

朝市「ほれじゃあ。 おかあ 帰ろう。」

リン「ああ… ふんじゃあ。」

居間

花子「こんな ぜいたくな食事 本当に久しぶりさあ。」

ふじ「吉太郎は どうしてるずらか…。」

吉平「おまんらとこにゃあ 連絡あったけ? はな どうかしただけ?」

花子「兄やん きっと元気にやってるさ。」

かよ「さあ 冷めちもうから食べよう。」

もも「おとう。 てっ! ラジオがある。」

(吉平の笑い声)

吉平「ほりゃあ ラジオくれえあるさ。 おかあが大好きな歌謡曲を 聴かしてやらっかと思って。」

ふじ「本当は おとうが欲しくて 買ってきただよ。 はなが また ラジオに出るじゃねえかって。」

吉平「はな ラジオに いつ出るだ?」

かよ「お姉やん また ラジオ局から頼まれてるだよ。」

吉平「てっ!」

ふじ「ほりゃあ 楽しみじゃんねえ。 へえ~。」

(吉平とふじの笑い声)

吉平「いつ出るだ? 何の話ょうするだ?」

(戸をたたく音)

吉平「ん?」

ふじ「は~い。 どちらさんですか?」

花子「てっ…。 あ… 兄やん。」

<兄やん… みんな 心配してたんですよ。 ごきげんよう。 さようなら。>

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク