連続テレビ小説「カーネーション」第87回「揺れる心」【第16週】

小原家

オハラ洋装店

<子供らの頭がドングリになるくらいは よしとせな>

糸子「これな うんうんうん! OK! OK! ちょっと待ってて下さい!」

<とにかく このごろの 店の忙しさちゅうたら ただ事やありません>

糸子「頼んだで! これ見て待っといて もらえますか? おおきに。 すんません! 木村さん お待たせしました。 すんません!」

<ミシンも縫い子も増やして みんなで休みなしに働いても どないも おっつかんほどの 注文の量です>

「え~ そんな待たな あかんの?」

糸子「堪忍 ほんでも できるかぎり 急ぐよって。」

「しゃあないな。」

糸子「すんません!」

「それでええわ。」

<戦争で焼けた跡の始末が やっと済んで そこに おしゃれの花が どんどん咲き始めてる ちゅうところでしょうか>

安岡家

玄関前

奈津「お帰り。 おおきに。 あんた…。 お父ちゃんに よう似てるな。」

安岡美容院

優子「おおきに おばちゃん!」

直子「おおきに!」

聡子「おおきに!」

玉枝「おおきに!」

八重子「気ぃ付けてや!」

玄関前

3人「は~い! 太郎にいちゃん! 太郎にいちゃん! お帰り!」

優子「今 帰って来たん?」

直子「うちが 荷物 持ちゃろか?」

優子「うちが 荷物 持つんや。」

直子「うちや!」

優子「うちや!」

直子「うちの方が早かった。」

優子「うちの方が早かった。」

奈津「ただいま!」

八重子「お帰り!」

太郎「自分ら はよ帰らんと おばちゃん 心配すんで。」

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