連続テレビ小説「なつぞら」第130話「なつよ、優しいわが子よ」【第22週】

道中

「こんにちは。」

なつ「あっ こんにちは。」

下山家

玄関

なつ「イッキュウさんとも相談して なるべく早く ほかの預け先を探すようにしますから。」

茜「あ そう… 悪いわね。」

なつ「いえ。」

茜「もう優ちゃんに会えなくなると思うと 寂しいな…。」

なつ「2人目が生まれたら もっと にぎやかになるじゃないですか。」

茜「でも もっと大変になるわ。 とうとう 親にも頼らないと やっていけないかも。」

なつ「おめでたいことなんですから…。 さあ 優 帰ろう。 えっ?」

優「帰らない。」

リビング

なつ「すいません…。 どうして? 帰らないの?」

茜「あ… 分かった。 今日は 明子のお誕生日だからよ。」

なつ「あっ そうか。 明ちゃん おめでとう。」

明子「ありがとう。」

優「優ちゃんも お誕生日する!」

茜「あ… そういうことか。 おじさんも 今日は 早く帰ってくるって言ってたしね。」

なつ「ねえ 優… それじゃ 邪魔しちゃ悪いでしょ。 ほら わがまま言わないで 早く帰ろう。 優!」

優「やだ!」

なつ「ダメよ!」

茜「優ちゃんは 一緒に 明子の誕生日を 祝ってくれようとしてるんだよね。」

なつ「そうなの? 優。」

茜「じゃあ そうしようか。」

なつ「いや だけど…。」

茜「いや もし いてくれたら 明子も喜ぶから。 もう明子と優ちゃんは 本当の姉妹みたいなもんだもんね。」

なつ「いや…。 ねえ ママは帰っちゃうよ? パパの夕食作らないと。」

優「いいよ。 茜さんと一緒にいる。 茜さんと一緒がいい。」

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