矢作「うれしかったよ。 絶対に辞めねえ。 いつか あの店を必ず はやらせてみせる。」
智「今日は おごらせてください。」
矢作「駄目だ。 俺は あの店の料理長。 お前は 単なる出入りの業者。 俺の方が 立場は上。 親父 いくら?」
智「俺が払いますよ。」
矢作「いいよ 離せよ。」
智「離しません。」
矢作「離せ。」
智「あっ あっ ちょっと あっ ちょっと…。 矢作さん。」
矢作「やめろ。 親父 いくら?」
智「親父さん いくらですか?」
沖縄料理店・ちむどんどん
矢作「う~ん… 分っかんねえな。 いや これが悪いとか まずいとかじゃねえんだけど… 何て言うのかな。」
暢子「う~ん 分かります。 軸っていうか 目指すところが はっきりしないから… 完全に 迷子になっていますね。」
矢作「そうなんだよな…。」
暢子「フォンターナの会で 何かヒントを つかめた気がしたんですけど…。」
歌子「暢ネーネー ちょっと休んだら?」
暢子「だからね。」
(戸をたたく音)
歌子「はい。 どうぞ。」
(戸を開く歌子)
歌子「ん?」
優子 良子「わっ!」
歌子「はっ…。」
暢子「わっ!」
歌子「えっ!?」
暢子「お母ちゃん!」
歌子「良子ネーネー!?」
良子「ドッキリ大成功!」
優子「来てしまったさぁ。」
暢子「アキサミヨー。」
優子「アイ すごいね。」
暢子「元気だった?」