玄関前
歌子「ありがとうございました。」
客「ごちそうさまでした。」
客「とってもおいしかったです。」
歌子「あっ ありがとうございます。」
そして 2週間がたち…。
店内
暢子「お待たせしました。 フーチャンプルー定食です。 え~っと こっちは アーサ汁。」
豚肉をはじめ 素材を生かした味が 沖縄料理を初めて食べる人にも好評で お客さんの数も 少しずつ増えてきました。
矢作「もう一個出るよ。」
暢子「はい。」
重子「頂きます。」
波子「頂きます。」
重子「おいしい。 この前よりも ず~っと。」
波子「素朴だけど 透き通っていて 優しいお味です。」
暢子「ありがとうございます。」
(戸が開く音)
歌子「いっらっしゃいませ。 こちらのお席にどうぞ。」
暢子「すいません。」
重子「お仕事 お仕事。」
暢子「はい。」
和彦「僕も行ってくるね。」
重子「うん。」
田良島「ほう~ メニューも変わったね。」
暢子「はい。」
歌子「料理名も もともとの 沖縄の言葉にして 代わりに 解説をつけました。」
田良島「これなら どんな料理か分かるし 何より 心がこもってる。」
歌子「ありがとうございます。」
矢作「歌子ちゃん ソーミン上がったよ。」
歌子「はい。」
二ツ橋「見事に起死回生。 さすが 暢子さん。」
暢子「皆さんのおかげです。」
(戸が開く音)
暢子「いらっしゃいませ。」
矢作「いらっしゃい。」
暢子「あちらの席にどうぞ。」