連続テレビ小説「ちむどんどん」114話「豚とニガナは海を越えて」

玄関前

歌子「ありがとうございました。」

客「ごちそうさまでした。」

客「とってもおいしかったです。」

歌子「あっ ありがとうございます。」

そして 2週間がたち…。

店内

暢子「お待たせしました。 フーチャンプルー定食です。 え~っと こっちは アーサ汁。」

豚肉をはじめ 素材を生かした味が 沖縄料理を初めて食べる人にも好評で お客さんの数も 少しずつ増えてきました。

矢作「もう一個出るよ。」

暢子「はい。」

重子「頂きます。」

波子「頂きます。」

重子「おいしい。 この前よりも ず~っと。」

波子「素朴だけど 透き通っていて 優しいお味です。」

暢子「ありがとうございます。」

(戸が開く音)

歌子「いっらっしゃいませ。 こちらのお席にどうぞ。」

暢子「すいません。」

重子「お仕事 お仕事。」

暢子「はい。」

和彦「僕も行ってくるね。」

重子「うん。」

田良島「ほう~ メニューも変わったね。」

暢子「はい。」

歌子「料理名も もともとの 沖縄の言葉にして 代わりに 解説をつけました。」

田良島「これなら どんな料理か分かるし 何より 心がこもってる。」

歌子「ありがとうございます。」

矢作「歌子ちゃん ソーミン上がったよ。」

歌子「はい。」

二ツ橋「見事に起死回生。 さすが 暢子さん。」

暢子「皆さんのおかげです。」

(戸が開く音)

暢子「いらっしゃいませ。」

矢作「いらっしゃい。」

暢子「あちらの席にどうぞ。」

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