連続テレビ小説「ちむどんどん」92話「愛と旅立ちのモーウイ」

石川家

良子「海外旅行?」

石川「今度の夏休み どう?」

良子「本当に? デージうれしい!」

晴海「やった~!」

良子「ねえ。 えっ やっぱりハワイかね?」

晴海「うん ハワイがいい。」

石川「アハハッ。」

良子「あっ だけど うち 今学期から給食主任になったし 仕事 大丈夫かな。」

石川「実際に 給食を作るのは調理員。 給食のおばさんたちだろ? 良子が そんなに根詰めなくても…。」

良子「主任を任せれた以上 そういうわけには。 うちの調理員には 安室のおばぁっていって 子供の頃から よく知ってるおばぁがいて。 この人が 頑固なわけよ…。」

石川「海外旅行 やめる?」

良子「海外旅行は 行きたい! ずっと そのために 質素倹約を心がけて いろんなこと我慢して 貯金してきたんだのに!」

石川「ありがとう。」

晴海「ごちそうさま。」

良子「あっ ちょっと待ちなさい。 晴海 また野菜残したの?」

晴海「嫌い。」

良子「駄目 ちゃんと食べなさい。 これ 高かったんだよ。 晴海!」

石川「まだ 好き嫌いがあって当然さ。」

良子「博夫さんは 晴海に甘すぎる。 野菜嫌いを直そうと いろいろ やってるんだのに。」

山原小中学校
教室

「ごちそうさまでした。」

一同「ごちそうさまでした。」

良子「ほら みんな 野菜も ちゃんと食べなきゃ 駄目じゃない。」

児童たち「は~い。」

山原小中学校は ほかの学校と離れているため 校内で調理員たちが給食を作っています。 献立は 栄養士が ほかの学校と 共通のものを送ってくる仕組みです。

給食室

良子「だから 何か工夫して 残飯率を下げなくてはいけないんです。 安室のおばぁ 聞いてますか?」

安室「言うのは簡単。 子供の好き嫌いは 簡単には直らない。」

良子「だから 今 栄養士さんと相談して 給食の献立を改善しようと…。」

安室「栄養士さんは いくつも学校を受け持っていて デージ忙しいわけ。 電話口では 何とでも言える。 アイ どいてどいて。 ちょっと…。 話は まだ…。」

「良子先生 妹さんからお電話です。」

職員室

良子「ねずみ講? それ つい最近 取り締まる法律が出来た マルチ商法のことでしょ? ニーニーが マルチ商法を始めたってこと?」

暢子「詳しいことは よく分からないけど。 とにかく ニーニーから連絡があっても 絶対に 入会しないでね。」

良子「分かった。 何よりも まず お母ちゃんにも言っておく。」

暢子「うん。」

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