北栄総合病院
訪問看護科
(電話の呼び鈴)
奈々子「はい。 …あぁ 遥ちゃん。 …うん。 いや~ 出ていく予定はないけど。 いや『本当ですか』って。 ないわよ。 だから ないって…。 なんで? ほう…。 なんだ。 それなら 私のとこに 居候すれば? うち 旦那 借金返すまで 帰ってこないからさぁ…。」
一風館
サロン
遥「…やった! よろしく お願いします!」
恵理「やったね。 よかったねえ!」
遥「よかったです!」
恵理「やったねええ!」
2人「イエ~イ!」
真理亜「大丈夫なの?」
遥「はい!」
2人「やったもんねえ! みんなで住むぞ! イエ~イ!」
島袋製作所
恵尚「あ~ぁっ。」
島袋「どうした 恵尚?」
恵尚「あ… いや 今 なんかよ 俺の お嫁さんが どっか 遠くに言ってしまったような気がするさ。」
島袋「はぁ?」
恵尚「正一。 俺 借金返すのに あと どれぐらい かかるかね?」
島袋「そうだねえ まじめに働いて 1年くらいかね。」
恵尚「ん…『1年』?!」
島袋「うん。」
倒れる恵尚
島袋「あ… 恵尚。 おい 恵尚! え? 恵尚!」
恵尚「『1年?」
島袋「え… 何でよ! 恵尚!!」