月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」5話「太陽(ていだ)のように」

紺野家

恵理「じゃ 大きく 深呼吸して下さいね。」

ちゅらさんの画像

恵理「お薬 飲みにくくないですか? 頭 上げましょうね。」

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恵理「あ そうそう…。 私の住んでるアパート『一風館』っていうんですよ。 で その部屋の名前が『モカ』とか『ブルーマウンテン』とか コーヒーの名前が付いてて 最初 何でかなと 思ったんですけど 管理人さんがコーヒー 大好きな人で とっても おいしいコーヒーを いれてくれるんですよ。 そうだ…。 紺野さんも ぜひ 飲みにいらして下さいね。」

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恵理「あ… それから この前 一緒に来た 看護師さん。 奈々子姉え姉え。 あの旦那さんって 私の兄なんですよ。 で その兄い兄いが また 変な人で…。『ビッグビジネスチャンスさ』とか言って ゴーヤーマン人形とか ゴーヤーマンハニーとか いろんな商品を考えてて…。 まあ 全然 売れなかったんですけどね。 あ『ゴーヤー』っていうのは 沖縄の食べ物で ビタミンCが豊富で とっても 体に いいんですよ。 そうだ 今度 ゴーヤーチャンプルー 作って 持ってきましょうか。」

一風館
中庭

恵理「うるさいと 思ってるのかなあ…。 なんか 不安な訳…。」

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恵理「看護師に なりたての頃に『担当 替えてくれ』と言われた時は自分が悪いんだろうと思ったし なんか 緊張してたし 技術的にも 自分自身が 不安だったし しかたないのかなと 思えたんだけど 今は 冷静に考えて 分からない訳…。 失敗もないし ちゃんと できてると思うし なんでだか 分からないんだよね。」

文也「心当たりが ないんだ?」

恵理「うん…。 あるとすれば ほら『旦那さんは どうして一緒に いてくれないんですか?』って 言った事かなぁ…。 それが 嫌だったのかなぁ。」

文也「う~ん…。 それは 考えても 分かんないんじゃないかな…。」

恵理「うん。 でもね なんか 看護していて 沈黙が怖くて なんか とっても 怖くて しゃべってしまうんだよね ペラペラ ペラペラ…。 そうしないと いられなくて…。 ひょっとしたら そういうのが 嫌なのかなと思って…。 でも また しゃべってしまってさぁ。」

文也「恵理。」

恵理「うん?」

文也「いいだろ それで…。」

恵理「え?」

文也「恵理は 恵理らしくさ そうするしか ないんだろう…。 どう接したら いいかなんか 患者の数だけ 答えがある訳で そうすれば いいとかって 答えは 無いんじゃないか…。 一度は『替えてくれ』って 言われたかも しれないけど それ以来 ないんなら あんまり 考えなくて いいんじゃないかな。 やるべき事を ちゃんと やってれば 心は通じるって…。」

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恵理「うん…。」

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グアテマラ

遥「なんか 悩んでるみたいでしたよ。」

祥子「そうなんだ…。」

真理亜「ほうっときゃ いいのよ あいつは…。 心配したりすrと 損するんだから…。 あとで 腹立つんだからさぁ。」

遥「はあ…。」

真理亜「いいの いいの。 話したくなったら 向こうから 勝手に来るんだから。『嫌だ』って 言っても…。」

遥「なるほど…。」

容子「あんた 恵理ちゃんの いい お姉さんだねえ。」

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真理亜「はぁ…? だから いい人の中に 入れるの やめてって。」

容子「フフン。 …でもね 前に 恵達君が 言ってたんだけどね。」

遥「え?」

容子「古波蔵家の女達はね 沖縄のゴキブリのような生命力で 絶対 死なないだって…。」

遥「ええっ…?」

真理亜「分かる。」

祥子「あの… 私も 今 古波蔵家の女なんですけど。」

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3人「あ~ぁ。」

祥子「あ いや そんな…。」

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