連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第76話「1983」【第16週】

あらすじ

将来どんな道に進むべきか悩んでいたひなた(川栄李奈)は、条映太秦映画村で開かれたミスコンの後にやってきた伴虚無蔵(松重豊)という時代劇調の言葉でしゃべる男から謎の招待を受けます。怪しむるい(深津絵里)からは反対されるものの、再び映画村を訪れたひなたは、虚無蔵からとんでもないお願いをされて驚きます。一度は断ったひなたですが、無愛想な男(本郷奏多)に再会し…。

76話ネタバレ

俳優会館

第1スタジオ

<映画村職員の榊原が ひなたを時代劇の撮影現場に 案内してくれました>

榊原「お邪魔します。」

「危ねっ! 突っ立っとったら危ないやろ。」

榊原「すんません!」

ひなた「すんません。」

榊原「お邪魔します。 あっ お疲れさまです。」

「はい どいて どいて どいて!」

榊原「あっ すんません。」

ひなた「すんません。」

榊原「邪魔にならへんように気ぃ付けて。」

ひなた「はい。」

「照明通りま~す!」

「はい。」

轟「じゃあ 皆さん けがないようにね。」

一同「はい!」

「お願いします!」

轟「え~ 将軍が来たら本番!」

一同「はい!」

榊原「おっ ちょうどラス殺 撮るとこみたいやなあ。」

ひなた「らすたち?」

榊原「クライマックスの大立ち回りのことや。 主人公が悪党どもを斬って 一件落着するとこな。」

ひなた「(心の声)『うそみたい…。 こんな間近で見られるなんて…。』

榊原「ほら あの悪党の中に あの3人。」

回想

畑野「誰か あの 今すぐ 轟組に入れる侍おれへんか?」

平岡「はい 行きます!」

園山「俺も!」

岸「俺も。」

回想終了

榊原「こういう場面の斬られ役は 大抵 大部屋俳優さんの仕事なんや。」

ひなた「そういうことなんですね…。」

畑野「破天荒将軍 入らはるよ~!」

一同「はい!」

畑野「こちらです!」

ひなた「(心の声)『は… 破天荒将軍や…。 本物や!』」

大月家

回転焼き屋・大月

錠一郎「そうか あの時の…。」

るい「まだ言うてんの?」

錠一郎「懐かしいなあ。 もう あれから20年たったんや。」

俳優会館

第一スタジオ

畑野「はい 間もなく本番!」

一同「はい。」

畑野「各部よろしく。」

「カメラ オッケーです。」

「録音オッケー。」

轟「はい 本番。 よ~い スタート。」

(カチンコの音)

「て~やっ!」

「やあ!」

「おわっ…!」

「とりゃ~!」

「やあ~!」

「うおっ!」

「てやっ!」

「うわあ~!」

「ふっ! くっ! やっ…。」

「やあ…。」

「あっ ぐあっ! があ…!」

「世を治めんがため 天荒を破る。 人呼んで…。 破天荒将軍。」

轟「カ~ット。 オッケー!」

「はい オッケー。」

畑野「次 アングル変わります!」

一同「はい!」

畑野「準備~!」

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