連続テレビ小説「カーネーション」第77回「明るい未来」【第14週】

あらすじ

進駐軍が来て糸子(尾野真千子)らは、最初は恐れていたが、次第に慣れていく。店で縫った肌着を手に闇市へ通い、物々交換を重ねる日々だったが、ある日、久しぶりにサエ(黒谷友香)が訪ねてきて、無事を喜びあう。サエは、男がだんじりをひかずにいられないように、女はおしゃれしなければと言う。糸子は手持ちの軍服用の布地で洋服を作る。それでも女性たちが殺到し、糸子は早くステキな布地で洋服を作りお客に着せたいと思う。

77ネタバレ

小原家

2階 寝室

<戦争が… 終わりました>

糸子「終わったあ…。」

(せみの鳴き声)

糸子「終わったんや~!」

オハラ洋装店

靖「けど あんた まだ そんな格好せん方が ええで。」

糸子「え?」

靖「アメリカ軍が 来るよってなあ。 おっとろしいど。 何されるや 分からんど。 あ~ 恐ろしい。」

玄関前

警官「せやから アメリカ軍を刺激するな ちゅう 上からの お達しじゃ! 守らんかってみい! お前ら まとめて 逮捕やぞ!」

2階 寝室

糸子「アメリカ軍でも何でも 来るんやったら 来いっちゅうんや~!」

オハラ洋装店

縫い子達「行ってきます~!」

糸子「行っちょいで。」

木岡「進駐軍や~! 進駐軍の奴らが 来よったで~! えらいこっちゃ! おい 行くぞ!」

糸子「ラジオ 消し! お勝手 閉め! 窓も 全部 閉めや!」

(からすの鳴き声)

玄関前

『商店街って ここのこと?』

『全然 店開いてないね』

『間違えたのかな』

『さあ…』

『でも間違いない 商店街だよ』

『人もいないゴーストタウンだよ』

『まさか』

(戸をたたく音)

『何か見える?』

『いや』

『こっちの店は?』

オハラ洋装店

(聡子の泣き声)

千代「ああ… シ~ッ シ~ッ…!」

玄関前

『赤ん坊の声だ』

『やっぱり人は住んでるんだぜ』

(戸をたたく音)

『こんにちは 誰かいませんか?』

(戸をたたく音)

『だめだ』

『しょうがない 今日はもう帰ろう』

『残念だなあ 日本の絵ハガキ欲しかったのになあ』

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