かつ枝「おらもだ。」
夏「ウニ丼 作んねえぞ!」
弥生「んだ!」
夏「分かったか!?」
大吉「はい!」
夏「座れ。」
安部「ありがとう。 ありがとう。」
(拍手)
夏「それがら 荒巻ジャケ。」
荒巻「サケでは ないんですけども… はい。」
夏「あんたみでえな金持ちが 田舎さ目ぇつけるのは いい事だ。 どんどん 金出せ。 そしたら おらたちも どんどん元気出すべ!」
弥生「んだ! んだ んだ んだ んだ!」
(拍手)
夏「座れ。」
荒巻「え~…。」
夏「座れ。」
荒巻「はい。」
夏「おととし 倒れまして 去年は地震があったりして 明日は どうなるか分がんねえ 毎日を送ってましたが 娘や孫に助けられて なんとか 生きてます。 明日は 海開きでがす! 今年は ウニも帰ってきたし 去年のリベンジでがす! いっぺえ潜って いっぺえ取って そんで 一段落したら まあ これは 毎年 言ってる事ですが 今年こそ 海女 引退するつもりです。」
かつ枝「夏ばっぱ…。」
夏「これからは おめえたちの時代だ。 老兵は去りゆく。 去る者は追わないで下さい。 最後に 本日は 皆さん おらの夢を かなえてくれて どうも ありがとう。」
(拍手)
アキ「夏ばっぱ…。」
夏「何だ?」
アキ「え…。 ごめん。 返事すると思わねがった。」
夏「ありゃま!」
(笑い声)
記念撮影
ヒビキ「レンズが見える所に 顔を出して下さい。 いきます。」
アキ「あれ? 水口さんは?」
ユイ「え? あっ いないね。 えっ いつから?」
アキ「いても気付かねえのに いねえど気付くもんだな。」
坑道
水口♬『ディセンバー でも ハートは サバイバー うん? 何だ これ。」