連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第107話「悪魔くん復活」

客間

いずみ「う~ん 出来た! ねえ やっぱり 車 買った方が ええよ。 これで 2人目が生まれたら 大変だよ。」

布美枝「一遍 聞いてみたけど いらんと 言っとったけんねえ。 私も 運転できんし。」

いずみ「運転は 私がするけん!」

布美枝「けど 車は まだ ぜいたくな気がするけどね。」

いずみ「安い買い物じゃないけど 仕事にも使えるんだけん。 私から一遍 茂兄さんに 頼んでみるよ。 姉ちゃんだって そしたら 暇ができたら 免許 取って。 ね! 藍子。」

藍子「お母ちゃん!」

いずみ「姉ちゃん! 大丈夫? どげしたの?!」

布美枝「何か おかしい。」

いずみ「もしかして 産まれそうなの?」

布美枝「予定日まで まだ 半月以上あるのに…。」

いずみ「姉ちゃん!」

藍子「お母ちゃん!」

布美枝「嘘でしょう。 また クリスマスに?」

<まあ 何という 巡り合わせでしょう? またも クリスマスイブに 陣痛が始まったのです>

客間

茂「どげかね? え?! 帝王切開?」

病院

いずみ「そげです。 お腹の中で 赤ちゃんが くるっと 一回転してしまって 逆子になっとるそうです。 予定日より 半月 早いけど 陣痛も来とるし…。 すぐ 手術する事になって。」

看護婦「村井布美枝さんの ご家族の方 いらっしゃいますか?」

いずみ「呼んどる。 手術の方は 心配いらんと お医者さんが言っとられました。 私は 姉に付き添って こっちに泊まりますけん。」

水木家

客間

茂「よろしく 頼むわ。」

いずみ☎『茂兄さんは 藍子の誕生日と クリスマス 祝ってあげて下さいね。 楽しみにしてましたけん。』

茂「ああ 分かった。」

病院

いずみ「料理の方は 大体 出来とります。 ケーキは 冷蔵庫の中に。 それから プレゼントのブーツが 棚の中に隠してありますけん。 ほんなら また電話します。」

看護師「村井さんの ご家族の方!」

いずみ「はい 今 行きます!」

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