連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第28話「花と自転車」

質屋

茂「こんちは!」

亀田「はい ラジオ。」

茂「おおっ 久方ぶりのご対面!」

亀田「原稿料 入ったんだ?」

茂「ええ まあ。」

亀田「背広は どうする? ボヤボヤしてたら じき流れちまうよ。」

茂「背広かあ… もうちょっと 止めておいて下さい。」

亀田「しかたないな。 あ そういや あれ どうした?」

茂「え?」

亀田「見合い。 『田舎 帰って 見合いする』って 言ってたじゃない。 決まったの?」

茂「ああ 決まりました。」

亀田「へえ! そりゃ よかった …で いつ?」

茂「は?」

亀田「結婚式だよ。」

茂「もう 済ませました。」

亀田「え~?!」

茂「ろくに 相手もしてやれんので せめて ラジオでもと。」

亀田「ふ~ん。 じゃ もう 嫁さん 家にいるんだ。」

茂「そうだ! ここは ひとつ 結婚祝として 預けてある レコードとプレーヤーも 出して頂く訳には。」

亀田「何で 私が そこまで?」

茂「そうですよね ハハハハ!」

亀田「ハハハハハ! ハハハーン…。」

茂「おっ これは ええなあ。」

亀田「あ それは出物だよ。 中古だけど まだ そんなに乗ってない。」

茂「うちのは もう ボロだし… そろそろ 買い替え時かな。 また 次にするか…。」

水木家

布美枝「うわっ ラジオ! あ~ これ 欲しかったんです。 一人は寂しくて。 あっ…。」

茂「ほったらかして すまんかったですね。」

布美枝「いえ お仕事が大事ですけん。」

(ラジオのノイズ)

♬~(ラジオ『ダイアナ』)

茂「あっ!」

(カラスの鳴き声)

茂「これ… どげした?」

布美枝「お留守の間に 空気を入れ替え ついでに ちょっこし 片づけときました。」

茂「何で 余計な事 するんだ…。」

布美枝「え?」

茂「仕事のものに 勝手に触っては いけん!」

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