純のホテル
玄関前
謙次「本当にお世話になりました。 楽しい時間をありがとう。」
純「ありがとうございました。」
誠「せめて これから みんなの誕生日には家族で必ず 集まらへん?」
謙次「そうだな。」
愛「うん。」
謙次「そいじゃ!」
純「あ ちょっと 待ってください。 あの せっかくなんで 記念写真撮りません? 家族4人で?」
愛「ああ いや…。」
純「ちょっと みんな なんだか ぎこちないですよ あの はい もうちょっと 寄ってください 誠ちゃんと愛君 お義母さんも。」
正「カバン持ちます。」
多恵子「ああ すみません。」
純「ありがとう ありがとう。 はい みなさん 笑顔で行きますからね。 はい じゃあ いきますよ。」
多恵子「あなたも 入ったら? あなたも ウチの家族なんだから。」
純「いいんですか?」
多恵子「もちろんよ。 待田純さん。」
謙次「さあ おいでおいで。」
正がカメラを受け取りにくる
純「ああ ありがとう。」
謙次「入って 入って。」
正「はい みなさん行きますよ。 もうちょっと こう 真ん中に寄ってください。 良い感じです。 はい! スマイル。」