連続テレビ小説「カーネーション」第41回「移りゆく日」【第7週】

ケーキ屋

「気ぃ付けて お持ち下さい。」

糸子「おおきに。」

「ありがとうございます。」

<もう お父ちゃんが 何言おうが 迷てる場合ちゃう。 うちは 今 始めなあかん>

小原家

居間

光子「ええなあ!」

ハル「はいはい。」

清子「ほんなら いくで!」

一同「1 2の!」

ハル「ふ~っ!」

清子「ちょっと! 今 消したん 誰?」

静子「おばあちゃんやろ?」

光子 清子「おばあちゃん!」

ハル「ちゃう ちゃう ちゃう! うちと ちゃう。」

清子「嘘や おばあちゃんやろ?」

千代「ええやんか 誰でも。 ほら食べよ。」

清子「ええ事ないよ!」

千代「あ~あ。 糸子。」

糸子「ん?」

千代「どないした?」

糸子「ううん。」

千代「はい!」

(戸の開く音)

善作「お~い! 今 帰ったど!」

千代「お帰んなさい!」

ハル「また酔っ払ってる。」

善作「ええ お~い お前ら お父ちゃんが帰ってきたんや。 ちゃんと 迎えにこんかい。」

妹達「はい。」

善作「え? 何じゃ そら。」

静子「クリスマスケーキや。」

善作「ああ?」

静子「糸子姉ちゃんが 買うてきてくれたんやし。」

千代「お父ちゃんも食べますか?」

善作「いらんいらん そんなもん。」

糸子「お父ちゃん。」

善作「何や?」

糸子「うち 年明けたら洋裁屋 始める。」

善作「あん?」

糸子「今の仕事は 今年いっぱいで辞めて ここで 小原洋裁店 始める。」

善作「誰が そんな事 許した? お前 誰の許しを得て そんな 勝手な事 言うてんや」

糸子「誰の許しも もうてへん。 けど うちは もう 許しなんか いらん! うちが決めたら そんでええ。」

善作「なめとんのか おんどれは!」

ハル「やめり やめり!」

善作「わがが決めたら そんでええ? はあ~! 偉うなったもんやのう!」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク