連続テレビ小説「ちむどんどん」11話「悩めるサーターアンダギー」

回想

「ジョートー ィユー イッチョンドー」

「どうだい?」

新垣「カタカシ。」

店主「カタカシ。 はい ジョートードー。 イラブチャーは どうですか。 一番マギーから。」

新垣「あ~ マギーから。」

「こっちも うちも はい」

「見てみぃ!」

秀樹「お~! おい 邪魔。」

「アガガガッ…。」

タケヒロ『そこに 賢秀が通りかかって…。』

賢秀「おい。」

秀樹「何か お前?」

賢秀「あのよ。 お前たちの方が邪魔!」

「え~ 誰かお前?」

「やるかや?」

「オラ ウラッ!」

賢秀「ハッハ…。」

タケヒロ『そのあとは 賢秀が 一方的に3人を殴り倒して…。』

「うわあっ…。 助けてちょうだい!」

賢秀「え? おい!」

回想終了

タケヒロ「その3名も これ以上 事を荒だてたくないと言うし おばぁも無傷ということで 今回は 注意にとどめるという判断で。 賢秀! じゃあ また。」

賢秀「だからよ! また 飲もうやーさい。」

(笑い声)

道中

賢秀「あれなんか この村の連中じゃないさ。 新垣のおばぁを いじめてからに。」

暢子「この村の人は ニーニーに ケンカ仕掛けないさぁねぇ。」

良子「仕掛けない じゃなくて 相手にしてない。」

歌子「本当に いつか 大けがしても知らないからね。」

賢秀「はあ~ あのよ 寄ってたかってからに…。」

暢子「久しぶりに かけっこ勝負しない? うち また 陸上部のキャプテンに勝ったよ。」

賢秀「この村で 暢子に勝てるのは 俺と智ぐらいだからな。」

暢子「じゃあ やる?」

賢秀「おっ。」

良子「やるわけないでしょ。 もう 子供じゃないんだよ。」

賢秀「だからよ。 そういえば この道 昔 みんなで かけっこしたな~。」

歌子「かけっこじゃないよ あの日は…。 あの日さ。」

回想

良子「歌子 早く!」

暢子「お父ちゃん!」

歌子「お父ちゃん!」

暢子「お父ちゃん!」

賢秀「父ちゃん!」

歌子「お父ちゃん!」

良子「お父ちゃん!」

回想終了

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